<グランドカバーについて考えてみませんか?>
VOL.3
〜アドバイス〜
グランドカバーと言えば『芝生』、そんな固定観念を持っていませんか?
確かに、美しく手入れされた芝生はとても気持ちがよく、私も大好きです。
が、いざ芝生を植えるとこれが結構メンテナンスに手間が掛かるのです。
そこで、ここでは芝生以外の植物で、ローメンテナンスでグランドカバーになるものをご紹介させて頂きます。
<お断り>
各植物の説明の下にコメントを掲載させて頂いています。
これは、『本当のところ』を極力お伝えしたいと思ったので、実際に育ててみたり、育てる予定のものについてのレポート的な事を載せさせて頂きました。
植物は植えられる地域や環境で同じ植物でも結構違ってきます。
なので、あくまで私の自宅や当店での状況を基準にレポートしておりますので、同様の育ち方をするとはいえませんが、少しでも、実際の感じが判ると良いかな・・・と思っています。
因みに
我が家:滋賀県湖西地区ローズタウン地区(最寄りJR小野駅)
当店 :滋賀県守山市荒見町18-5 になります
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クマツヅラ科イワダレソウ属 別名は『リッピア』 |
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写真撮影:青木繁伸氏 (群馬県前橋市) |
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耐寒性這性常緑多年草です。 日なたでも日陰でも大丈夫ですが、 やや湿潤 な方がよく育ちます。 葉はロゼット状で花は花穂になります。 種類が多く、葉の色も暗褐色(チョコレート) や紅葉するタイプのものや縮れたものも あります 花色も、紫系統が多いですが、白花も あります ハーブの一種でもありますが、 香りは殆どなく 効用的なハープで 『大工のハーブ』の異名も。 傷口の止血や打ち身治療等に用いら れたそうです。 非常に育てやすく、ローメンテナンス です。 |
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シソ科アジュガ属 別名は 『セイヨウジュウニヒトエ』 (西洋十二単) 『セイヨウキランソウ』 (西洋綺欄草) |
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<写真上> 写真撮影:青木繁伸氏 (群馬県前橋市) <写真下> 我が家の花壇です |
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我が家の花壇とそのランナーでの株分けを当店の花壇で育てています。 我が家は滋賀県湖西地区(琵琶湖大橋近く)で冬には積雪もあり(多い時は30cm位の積雪) その際は完全に雪の下に埋もれますが、そんな事は歯牙にも掛けずって感じです。 ウチのアジュガは秋頃から暗赤色に紅葉し、暖かくなると又グリーンになり、春には花が 花壇一面を紫色に彩ります。 このように一年中、様々な表情を見せ、その季節ごとにとても楽しませてくれます。 葉だけの状態の時は地を這うようにランナーで増え、花期になるとスックと花穂が 立ち上がり結構背丈が出ます。(花穂の高さは15〜25cm位)葉は多少踏みつけても 大丈夫かもしれませんが、花穂は勿論踏みつけNGです。 なので、アプローチや園路を別に確保してあげて欲しいと思います。 |
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実は、一般に『ヘデラ』と呼ばれるものは ウコギ科のアイビーの事で、常緑で落葉 しません。一方、アイビーにはもう一種、 ブドウ科のものでいわゆる『蔦』の事で、 こちらは落葉します。 有名なところでは、甲子園の壁を覆って いる蔦があります。(夏だけ青々として 落葉するので『ナツヅタ(夏蔦)』とも 呼ばれています ここでは、『ヘデラ』について述べます。 常緑のヘデラは葉の大きさも形も柄も 多種多様です。 正直、ありすぎて実際のところどの位 あるのかはよく分かりません。 詳しくは、リンクのページからアイビー 専門のページ『アイビーコレクション』さん をご覧頂けると良いかと思います。 |
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ウコギ科ヘデラ属 別名『セイヨウヅタ』 (西洋蔦) |
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こちらも我が家のヘデラです。我が家では先に紹介したアジュガと混植していますが、 今のところ上手く共存していますね。(植えて共に約2〜3年目) このヘデラは元々はお友達の家のヘデラを頂き、水に挿してグリーンを楽しみ、 発根してから植え込みました。 実はもう一種かなり葉の大きな濃いグリーンのヘデラを混植していますが、それも同様に 枝を水に挿して発根させ植え込みました。 これらのヘデラは秋なると紅葉しますが、落葉はしません。 (大きな方のヘデラより、小さな方のヘデラの方の紅葉の紅くなり具合は顕著です ・・・少なくとも我が家のは、ですけども) |